曹操 卑劣なる聖人 第二巻
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Publisher Description
いよいよ黄巾の乱、勃発!初陣を飾る
曹操が一門免職の逆境を乗り越えて官職に復帰したところで黄巾の乱が勃発、賊軍と血みどろの戦闘を繰り広げる。ようやく鎮圧して、済南の相に昇進するも、やむことのない霊帝の享楽、宦官の無法に嫌気が差して致仕。隠棲ののち典軍校尉として復帰したところで、大将軍の何進が暗殺され、都に呼び寄せた董卓が朝廷に牙をむいてくる、曹操の26歳から34歳までを描く。
袁紹、蹇碩、董卓はもちろん、曹嵩、卞氏、朱儁、袁隗らが登場する。
【目次】
第一章新たな宮廷闘争
第二章曹操の目に映る天下
第三章黄巾の乱の幕開け
第四章百万人の大造反
第五章一夜にして将となる
第六章前線へ、黄巾の乱を鎮圧せよ
第七章済南の相に昇進、貪官を罷免する
第八章落胆、官を棄てる
第九章隠棲の日々
第十章曹嵩、一億銭で官をあがなう
第十一章面目を失い、三度目の出仕
第十二章兵権争奪の渦中へ
第十三章顕臣を引きずり下ろす
第十四章霊帝劉宏の亡きあと
第十五章袁紹の愚策と董卓の上洛
第十六章皇宮の大虐殺
主な登場人物
主な官職
後漢時代の地図
後漢時代のの地図
後漢時代の冀州、青州、兗州、豫州、徐州の地図
【著者】
王暁磊
歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。
後藤裕也
【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選Ⅱ』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。