桂文我 上方落語全集 第九巻
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- ¥2,600
発行者による作品情報
逸品・珍品、なんでもござれ!
これまでに上演した噺、七百以上
四代目 桂文我が世に放つ
上方落語の集大成、第九巻刊行!
第九巻では――
「高尾」「千両みかん」など、上方落語の逸品、珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現している。
“芸能博士”と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に、落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。
現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することに取り組んでおり、噺家生活四十五年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺の中から厳選したネタを、本人の解説付きで紹介し、収集した貴重な演芸資料も数多く掲載しています。
寄席の歴史や芸能本の出版事情、速記本の世界など縦横無尽の解説が秀逸で、再現された噺に厚みと奥行きをもたらしており、聴いて楽しむ落語の世界とは、ひと味もふた味もちがった充実感を得られるでしょう。
第九巻に収録されているのは、
オランダ
骨つり
浄瑠璃乞食
須磨の浦風
抜け雀
もう半分
鹿鍋
植木屋娘
千両みかん
百人坊主
高尾
初音の鼓
親子の嫁入り
土橋萬歳
淀川
の十五席。
「読んで楽しむ」落語の世界を、ぜひ、ご堪能ください。