桂文我 上方落語全集 第十巻
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- ¥2,600
発行者による作品情報
『桂文我上方落語全集』第一期 完結!
逸品・珍品、なんでもござれ!
四代目 桂文我が世に放つ、上方落語の集大成!
第十巻では――
「深山隠れ」「愛宕山」など、上方落語の逸品、珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現している。
“芸能博士”と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。
現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することに取り組んでおり、噺家生活四十六年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺のなかから厳選したネタを、本人の解説付きで紹介し、収集した貴重な演芸資料も数多く掲載しています。
寄席の歴史や芸能本の出版事情、速記本の世界など縦横無尽の解説が秀逸で、再現された噺に厚みと奥行きをもたらしており、聴いて楽しむ落語の世界とは、ひと味もふた味もちがった充実感を得られるでしょう。
第十巻に収録されているのは、
深山隠れ
つる
けんげしゃ茶屋
禁酒関所
愛宕山
番部屋
棟梁の遊び
茶の湯
莨の火
猿廻し
仔猫
壺阪
子盗人
福禄寿
転宅
の十五席。
「読んで楽しむ」落語の世界を、ぜひご堪能ください。