極上の孤独
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3.4 • 80件の評価
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- ¥800
発行者による作品情報
現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。
APPLE BOOKSのレビュー
元NHKアナウンサーであり、文筆家の下重暁子による孤独のすすめ『極上の孤独』。子どもの頃から一人でいることが気楽で心地よかったという筆者は、大人になりNHKに入局した後も群れることをせず、一人の時間を大切にしていたという。「孤独」をネガティブに捉えずに、自分と向き合い、自分自身を知る極上の時間として楽しめれば、人生をより豊かに生きられる。筆者は自身の今までの経験を通して、実感してきた孤独の素晴らしさや、彼女が出会ってきた孤独の達人たちの成熟した生き方を伝える。人は誰しもが最期は一人となる。人間関係がストレスの原因となる現代、人とのつながりからこぼれ落ちないように必死になるくらいなら、いっそ一人になり孤独と向き合うほうがいい。「孤独は惨め」ではない、むしろ「素敵な人はみな孤独」、そう語る筆者の言葉は、寂しさを感じながら生きる今の時代の人々の心をふわりと軽くしてくれる。まずは一人時間を楽しんでみることから始めてみよう。
カスタマーレビュー
参考にはならなかった
人間関係に恵まれた著者が、孤独の効用について書いている本です。
実際に起きた凄惨な事件の被害者を引き合いに出して、孤独は崇高で淋しさは甘えだという短絡的な持論を述べていたり…。
随所に認識の薄っぺらさや浅さを感じてしまいます。