



止まりだしたら走らない
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4.6 • 83件の評価
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- ¥1,000
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発行者による作品情報
Twitter界のスタープレーヤーであり漫画家、大喜利界の星。
あの“ダ・ヴィンチ・恐山”が、“品田遊”名義で満を持して破格の小説家デビュー!
都心から武蔵野の台地を横切り東京を横断する中央線車内を舞台に、
さまざまなヒトたちの個人的な問題をあぶり出す連作短編集。
現代人の共感を呼ぶ、あの人の、私の、誰かの、車内事情。
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サラリーマンの憂鬱/無慈悲な改札/質問投稿サイトにテキトウに答える大学生/
人身事故/痴漢騒動/先輩営業マンと新人部下/車内飲食/
車中で仕事をする女性教師/ホームの向こう側とこちら側/いつもの往復/
車窓の風景/風変わりな恋...
...内向しすぎて破壊的!?中央線車内で起こる、24篇のドラマを収録。
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物語を伴走する、“error403”によるイラストにも瞠目必至!
東京駅から高尾駅まで、彼らを乗せて、中央線が行く―。
#品田遊=ダ・ヴィンチ・恐山とは?
2009年のtwitter黎明期から活動を開始し、笑いのツボを突く投稿が多くのお気に入り(fav)を獲得。
twitter以外でも、誰も今まで見たことがない謎の活動が話題になり、
全く素性を明かさないにも関わらず、フォロワーは6万5千人を突破している。
活動はインターネットにとどまらず、大喜利や紙芝居の大会にも出場。
「第4回ギャグ漫画家大喜利バトル!!」では『海月姫』で有名な東村アキコを退け優勝を果たした。
またマンガ製作ツール「コミPO!」を使用したマンガ家としても活動し、
「くーろんず」などの作品を世に送り出している。
今回、そんなダ・ヴィンチ・恐山が全く新しい名前“品田遊”で小説に挑戦する!
Twitterアカウント: @d_v_osorezan
APPLE BOOKSのレビュー
中央線を舞台に個性的な人物が織り成す日常を描いた連作短編集「止まりだしたら走らない」。毎朝通勤路のタイムアタックに挑む会社員や、一日の会話を振り返って自己採点する高校生、質問投稿サイトに嘘の回答を書き込み続ける大学生など、一癖も二癖もあるユニークな主人公が、何を考えどんな生活を送っているかを本人の独白を中心に綴る。著者の品田遊は、ダ・ヴィンチ・恐山名義で始めたSNSを通じて注目を集めたことをきっかけに、マンガ原作やコラム、お笑いライブなど幅広い活動を続けている。初の小説となる本作にも笑いのエッセンスが盛り込まれており、"メロンの表面の網目が恐い"、"シャツのデザインが海外のグミみたい"など、登場人物たちが考え続けるどうでもいいことに、思わずクスリとさせられる。本作の表紙や扉絵は品田と同じくSNSから活動の幅を広げているイラストレーター、error403が担当。キャラクターにマッチした、きめ細かいタッチのイラストも楽しんでほしい。
カスタマーレビュー
これから読み返す
読み始めはよく分からないまま話が続いていて、読み進めるとああなるほどなぁと思えてどんどん読み進めてしまう。
そして最後まで読んで、また始めから読みたくなる。
登場人物の思考がどれもどこかで共感できておもしろい。
ところで新渡戸ににとべでなく「にべと」と振り仮名がふってあるのはわざとなのか誤字なのか?
418ページに」が2つ並んでいるのは?
電子書籍だけの誤り?だと思うのだけどどこに報告したらいいのだろう…
思考と同じような感じで進む物語
普段からくだらないことをずっと考えているような人にはかなり共感できる内容です
中央線連作短編
中央線を舞台にそれにまつわる様々な人間模様を描きつつ、時折都築と新渡戸の物語が東京から高尾までを貫く連作短編です。
私は今週のブックで読んだので、ただなら大満足でした。