四畳半神話大系
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4.1 • 175件の評価
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- ¥730
発行者による作品情報
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい! さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。
APPLE BOOKSのレビュー
森見登美彦の初期代表作でテレビアニメ化もされた、京都を舞台にした大学生たちの青春SFファンタジー『四畳半神話体系』。下鴨幽水荘の四畳半に住む大学三回生である主人公の私は、「薔薇色のキャンパスライフ」を送るはずが、悪行好きの小津という妖怪のような同級生との腐れ縁が続いたせいで魂は汚染され、「絶望的な隘路(あいろ)」に踏み込んだような日々を送っている。そしてこの物語は「私がもし、異なった選択をしていたら」その先にどんな世界が待っていたのかについて、4つのパラレルワールド「四畳半恋ノ邪魔者」「四畳半自虐的代理代理戦争」「四畳半の甘い生活」「八十日間四畳半一周」が章ごとに語られるのだ。一回生の時に入部するサークルの選択によって、「私」の周りの人間関係や恋愛問題、起きる事件や出来事、そしてその結末が果たしてどんなふうに違ってくるのか。誰もがきっと一度は考える、「もし」の先の未来を、超個性的な愛すべき登場人物たちのてんやわんやな世界を通してのぞき見できるかもしれない。本作の登場人物たちが繰り広げるスピンオフ作品『四畳半タイムマシンブルース』も併せて読むと、四畳半ワールドをさらに楽しむことができる。小さな世界から次々と物語が広がっていくポップな世界観に定評がある著者の真骨頂。
カスタマーレビュー
飲み込まれる
読み始めたら止まらなくなります。笑
気を付けて。
とても面白かった
非常に読みやすく
一度読み始めたら止まらない面白さでした。
一部ファンタジー色もありましたが
全くはなにつく気配もありませんでした。
面白かった
最後まで読んでそういうことかと納得した