殺人鬼にまつわる備忘録
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4.1 • 38件の評価
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発行者による作品情報
見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。衝撃のラストに二度騙されるミステリー。
カスタマーレビュー
タムータム
、
素晴らしい
小林泰三さんの作品を初めて読みました。
1冊のノートを基準に物語が進んでいくのが斬新で
ここ十数年まともな本を読んでいなかったのですが
久々に読んでみるとどんどん世界観に引き込まれていって
読む手が止まらなく一気に読んでしまいました。
その後、「玩具修理者」も続けて読みましたが
そちらもまた違った世界観で素晴らしい作品でした
どちらも次の展開を予想しては裏切られての連続でしたので
久々に心が高揚しました。
とても良かったです。