流れ星が消えないうちに
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4.1 • 43件の評価
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- ¥740
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発行者による作品情報
大好きだった彼が死んでしまった。わたしではない女の子と一緒に――。それからわたしは玄関でしか眠れなくなった。辛くて、悲しくて、泣いて、喚いて……もう自分は二度と笑えないのではないかと思っていたのに。彼が死んでから一年かそこらで、わたしは他の男の子と付き合い始めた。待つと言って送り出したのに待たなかった。だって生きていかなきゃ――。深い悲しみの後に訪れる、静かな愛と赦しを描く、苦しいくらいピュアなラブストーリー。
カスタマーレビュー
チョコレート食べよう
、
引き込まれた
言葉の表現がとても綺麗で引き込まれました。
ストーリーとしてはありがちでしたがそれでも最後まで楽しく読むことができました。
c0d0a
、
悲しい清々しさがある
人が死んでしまうと、悲しさに押しつぶされてしまう描写ばかりが目についてしまって、深い冷たさを感じるけれど、この作品はそれと釣り合うようにして前に進もうとする気持ちが溢れ出ている。
こんな気持ちになれたのは久しぶり。
少しトートルジーなところもあるけれど、その冗長さを心地よい文が引っ張ってくれるから、煩わしさやネタを引っ張られているような不快感はそれほど感じなかった。
読みやすい文章なので、ハマる人にはハマるけど、読書家さんにとっては薄っぺらいって感じるかもしれない。
若い私は、今の現実の幸せをゆったりと感じていたいな、とそんな気分にさせてもらえてとても良かったです。
りほけろ
、
細かいところまでが
読書好きではない私が久しぶりに読み終えた一冊です。
彼を亡くした女の子が、自分、それから周りの人とどう向き合っていくか、細かく書かれていました。また恋人のことだけどなく、家族の関係も関わってくるので、一層意味のある話だったと思います。