消費される階級 消費される階級

消費される階‪級‬

    • 5.0 • 2件の評価
    • ¥1,700
    • ¥1,700

発行者による作品情報

あの人より、上か、下か――

「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。
『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。

以下、「上に見たり、下に見たり」を考察する21章タイトル。
・男高女低神話のゆらぎ
・五十代からの「楢山」探し
・まぶた差別と日韓問題
・“親ガチャ”と“子ガチャ”
・東大礼賛と低学歴信仰
・『ドラえもん』が表す子供社会格差
・「有名になる」価値の今昔事情
・「ひとり」でいることの権利とリスク
・おたくが先達、“好く力”格差
・バカ差別が許される理由
・ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い
・「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」
・超高齢化社会のおばあさん格差
・姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子
・デジタル下層民として生きる
・男性アイドルは無常の風の中に
・世代で異なる、斜陽日本の眺め方
・反ルッキズム時代の容姿磨き
・モテなくていいけど、出会いたい
・稼ぐ女と、使う女・遅ればせながらの金融教育

「人が二人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。
実は革命以上の困難を伴うものなのかもしれないその挑戦は、これからどうなっていくのか。
我々の生活の中に潜む階級の数々を見つめつつ、考えていきたいと思います」(本書「はじめに」より一部抜粋)

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
6月26日
言語
JA
日本語
ページ数
264
ページ
発行者
集英社/集英社ノンフィクション
販売元
Shueisha Inc.
サイズ
682
KB
負け犬の遠吠え 負け犬の遠吠え
2006年
容姿の時代 容姿の時代
2015年
子の無い人生 子の無い人生
2018年
老いを読む 老いを書く 老いを読む 老いを書く
2024年
ガラスの50代 ガラスの50代
2022年
男尊女子 男尊女子
2017年
成熟スイッチ 成熟スイッチ
2022年
三千円の使いかた 三千円の使いかた
2021年