



三千円の使いかた
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3.8 • 534件の評価
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発行者による作品情報
垣谷美雨さん絶賛!
「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」
就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!
APPLE BOOKSのレビュー
一見、実用書のようなタイトルだが“人は三千円の使い方で人生が決まる”という、なんとも印象的な書き出しから始まるベストセラー小説。都内のIT企業に勤める御厨美帆は、信頼する先輩のリストラをきっかけに、自分の暮らしを省みるようになる。やがて犬を飼うために一軒家の購入を目標に定めた美帆は、結婚前は証券会社に勤めていた姉、真帆のアドバイスを受け、一千万の貯金を目指し節約に励むようになる。実は御厨家では美帆だけでなく、年金暮らしの祖母の琴子、今は専業主婦の真帆、そして母の智子ですら、お金の悩みを抱えていた。より良い金利を求めて銀行の乗り換えを繰り返す琴子や、ポイントサイトで小遣い稼ぎをする真帆の姿に共感する人は多いだろう。ここで描かれる節約の方法や気構えは実際にも取り入れやすいものばかり。かといって単に金銭の話にきゅうきゅうとしているだけではなく、3世代の女性たちが直面しているお金の悩みとして表出した人生の悩み、そしてその悩みと折り合いをつけていくさまが描かれている。読み手の年齢によってどの登場人物に共感するかが大きく変わる、そしてきっと明日からのお金の使い方がちょっとだけ変わる、そんな小説だ。
カスタマーレビュー
今の私にピッタリ
病院の待ち時間に、読み進めました。病気になる今までのこと、これからのこと、本のお話とリンクする部分もあり、様々考えながら読了しました。
勉強にはなる
参考にしてみたいこともあったが、共感できない点もいくつかあった
後書きまで考えさせられる。
四人の登場人物、全て共感できる(気がする(まだその境遇になっていないけど、なぜかわかる。))。後書きまで読んで、気持ちを具現化してくれていて助かった。今まで同じレールと思っていた友人と、ここからどんどん差が出ていくんだろうな。ずっと今の旦那と幸せに暮らすためには、今が楽しいだけじゃダメだ。しっかりとお金を貯めることも意識していこうと思えた大事な一冊です。