本日は、お日柄もよく
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発行者による作品情報
OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された! 20万部突破の、目頭が熱くなるお仕事小説。
APPLE BOOKSのレビュー
大勢の人の前で話をした時に手のひらにじんわり汗がにじむような緊張を味わった人、そしてスピーチに苦手意識を持っている人は少なくないはず。本作の主人公、平凡な会社員の二ノ宮こと葉もその一人だったが、長年片思いをしていた幼なじみの結婚式に出席した彼女は、そこで伝説のスピーチライター久遠久美と出会う。彼女の祝辞に感動したこと葉は弟子入りを志願。久美の指導によって力をつけ、なんと政権交代を目指す野党候補のスピーチライターに抜てきされる。『楽園のカンヴァス』や『暗幕のゲルニカ』など、これまで美術を巧みにストーリーに織り込んだ作品を世に送り出してきた原田マハが、今作では、スピーチを通じて“言葉”そのものに焦点を当てる。胸を打たれる至言や明日への勇気をもらえる一節、生きるヒントとなるメッセージなど、珠玉の名言が詰まった一作。日常ですぐに使いたくなるスピーチのハウツーも多彩で、言葉と共に成長していくこと葉の“声”が文字の間から生き生きと聞こえてくるのも感動的だ。この本を読み終えた時、世界は少し変わって見えるだろうし、自分とより真摯(しんし)に向き合いたいと思えるだろう。
カスタマーレビュー
すっきり
ためし読みの数十ページで止められなくなり、購入しました。久しぶりにすらすら読める小説。
言葉の不思議、重みを考えたくなる一冊です。
途中、政治的な内容が続いた時に中だるみしたので星一つ減らしました笑。
テンポが良い
スピーチって難しいなと最近思っていたところでした。決して参考になるとは言いませんが、面白く、あっという間に読み終わりました。
おもしろかった
マハさんの本を初めて読みました。とても読みやすくおもしろかったです。マハさんの他の作品を読んでみようと思います。