元彼の遺言状
-
- ¥750
-
- ¥750
発行者による作品情報
第19回『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー!
シリーズ累計48万部突破!
テレビ・新聞・雑誌・WEBニュースほか各メディアで話題
(あらすじ)
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。
APPLE BOOKSのレビュー
桁違いに強欲で型破りな弁護士が、元彼の残した遺言状の謎を追って大活躍する、痛快無比な一大エンターテインメント。大手製薬メーカー、森川製薬の御曹司である森川栄治が「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」「犯人が見つからなかったら、僕の財産は国家に帰属させる」という奇妙な遺言状を残して死亡した。学生時代に3か月だけ栄治と付き合っていた弁護士の剣持麗子は、インフルエンザをうつして自分が殺したと話す栄治の友人、篠田に請われ、代理人として“犯人選考会”に臨むが…。東大卒の弁護士にしてプロ雀士としての活動歴も持つ作者のパワーが宿るかのように、主人公、麗子のキャラクターがともかく強烈。美人で気が強く、男のプライドなど見て見ぬふりをし、ズケズケものを言う。でも、憎めない。しかもそれが、一見、遺産相続ゲームかと思わせるプロットの裏にある真相と結びついているのも見事。冒頭と対になるラストを読めば、ユーモラスな成長小説の趣もある。快刀乱麻を断つ、新たな時代の女性ヒーローの誕生。
カスタマーレビュー
面白い
あっという間に読み終えてしまいました。映画化もされて楽しみです。
フレッシュで勢いのある作品
みずみずしいフレッシュな作品。
スピード感があり読みやすく最後まで一気に読める。
ただ緻密さや奥行、登場人物たちの人となりなど浅く薄い印象。
作品に色味が感じられず、味気ない後味。
「男性とは」という描写に何とも言えない違和感を感じる。
この作品に関してはドラマの方が面白いと思う。先にドラマから入ったからかもしれないが…。
あくまでも素人の個人的な感想です。
キャラが立ってる。魅せるね。
読みやすくて、伏線もちゃんと回収されていたと思います。人が多くて記憶がごちゃごちゃするので記憶が持つうちに一気によんでしまいました