絶歌
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発行者による作品情報
1997年6月28日。
僕は、僕ではなくなった。
酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。
「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、
不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。
カスタマーレビュー
少年法
私は今まで少年法は意味のない無益な法だと思っていました。なぜなら子供であっても大人であっても人を殺す者に更生の余地は無いと考えていたからです。実際女子高生コンクリート事件の加害者が出所し、再び逮捕されるのを見るとどうしても「更生」と言う言葉に疑問符がつきます。しかしこの元少年aは凶悪殺人を起こしていながらも自身の罪と向き合うことにより、普通の人よりも社会に有益な存在に、むしろ面白がって迫害する人の方が無益な存在に感じました。再犯をする者と更生する者の違いを把握し、少年法を柔軟に活かしていく必要を感じました。(無論元少年aの凶悪犯罪は許せないし、本当に「更生」しているかはこの本だけでは到底判断できませんが)
ほんと最悪
こんな最悪な行いをした人が本を出版しているなんてありえないです。遺族の方が可哀想すぎます。話の内容も最悪でした。
自分勝手すぎる気持ち悪い文章や思いが述べられてるだけです。こういう人は死刑を楽しみだと思っています。もっと苦しい罰を与えてほしいです。
人による
本当に人によると思いますがここからは個人的な意見で語らせてもらいます。
私自身、人を殺してみたいとかそう言うことは思ったことはないんですが誰かに認められたい。存在を主張したい。ということに密かに共感してしまいました
少年犯罪などの小説を多々読ませてもらってるんですが、少年法はいらない。甘すぎる。などと思わせる内容のものが多い反面、この本は犯罪者視点で描かれている為新感覚な面白さがあると思いました。