若きウェルテルの悩み
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- ¥440
発行者による作品情報
ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。
カスタマーレビュー
yamanobek
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感受性豊かな方へ
Youtuberベルさんの熱のこもった書評と、フランクフルトの著者の旧家ゲーテハウスを旅したことがきっかけで、読んでみた。ウェルテルの、ロッテに狂おしく恋に落ちていく道程は、激しく感情移入。特に最後の数10ページは祈る気持ちでページを繰った。 また、ささる表現、共感できる言葉が多い。個人的ささった言葉→“前人未踏の道を歩いて足の裏を一足ごとに傷つけても、その一足一足は悩める魂の鎮静剤の一滴であり、苦しさを忍んで過す日ごとの旅に、心のわずらいは次第にすくなくなって行くのだ”
2020/4/12読了 2020/04/12 感想13