葉桜の季節に君を想うということ
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- ¥770
発行者による作品情報
ミステリー文学賞&年末ランキング4冠!本格ミステリーの新時代を告げた記念碑的傑作!
かつては探偵事務所で働き、いまは「何でもやってやろう屋」を自称して気ままな生活を送る「俺」成瀬将虎。
ある日、高校の後輩のキヨシの頼みで、彼が密かに惚れている久高愛子の祖父の不審死と、高額で布団や健康食品を売りつける蓬莱倶楽部の調査を引き受ける。
そして同日、駅のホームで飛び込み自殺しようとした女・麻宮さくらを助けたことで、運命の歯車が回り始める――。
蓬莱倶楽部の悪徳商法を調査する将虎の軽妙なハードボイルド探偵の活躍を楽しむあなたに、ラストで襲い掛かる大どんでん返し!?
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!
中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!
二度読み必至の究極の徹夜本です。
APPLE BOOKSのレビュー
奇想天外なトリックが魅力の一つである歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」。フィットネスクラブで体を鍛え、ガードマンやパソコン教室の講師など、複数の仕事を掛け持ちする成瀬将虎が主人公。一時期、探偵事務所に身を置いていた経験を買われ、悪質商法業者の調査を始める。素人探偵ゆえに起こる一進一退でコメディ的な要素を加えながら、次第に事件の本質に迫る過程が小気味よいテンポで描かれている。自殺を図ったところを助けた麻宮さくらとの関係が深まる様子と保険金殺人事件の調査が並行して描かれ、驚きの終幕へとつながる。読み手の思い込みなどを利用して物語を進める叙述トリックが効果的に発揮された秀作。著者がどんな仕掛けを施したのかを確認しながら再読すると、その緻密な構成力と表現力をさらに楽しむことができる。
カスタマーレビュー
全体的にはのめりこめるけど、、、
最後の回収の部分がちょっとまどろっこしいかな。
読むのが疲れる
…
忙しい中
何日にも分けて読んだことが影響したのでしょうか?
評価の高さがよくわかりません。