藪の中
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明治時代の日本の小説家芥川龍之介。本名同じ、号は澄江堂主人、俳号は我鬼。『藪の中』は底本の「「芥川龍之介全集4」ちくま文庫、筑摩書房」では「評論・文学」としてまとめられている。本書で登場するのは、「検非違使けびいしに問われたる木樵きこりの物語」「検非違使に問われたる旅法師たびほうしの物語」「検非違使に問われたる放免ほうめんの物語」「検非違使に問われたる媼おうなの物語」「多襄丸たじょうまるの白状」「清水寺に来れる女の懺悔ざんげ」「巫女みこの口を借りたる死霊の物語」などが収録されている。初出は「新潮」1922(大正11)年1月。