誰でもないもの 誰でもないもの

誰でもないも‪の‬

    • ¥390
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発行者による作品情報

父の死後、遺品のなかから出てきた一枚の戸籍には…

父が亡くなって、目にする光景が、ふと翳りを帯びることがある。最初は「喪」に特有の一時的なものなのだろうと思っていた。しかしいまは少し違うことを考えている。時間の質そのものが変わってしまったのではないか。父の死によって、私はいわば衝立を失った。自分の前に立って、死を遮ってくれる人はもういない。私は自分が死と直接につながっているのを感じる……。
マレーシア、シンガポール、タイを旅しながら、「死者」という名の誰でもないものたちの「生」について考える。書き下ろしエッセイ。

●片山恭一(かたやま・きょういち)
1959年愛媛県生まれ。福岡市在住。九州大学農学部卒。1986年に「気配」で文學界新人賞を受賞。2001年に発表された『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館)は映画化されて大ヒット、「セカチュー」と略され流行語にもなった。その他に『きみの知らないところで世界は動く』『ジョン・レノンを信じるな』(小学館)、『死を見つめ、生をひらく』(NHK出版)など著書多数。

ジャンル
伝記/自叙伝
発売日
2014年
11月14日
言語
JA
日本語
ページ数
62
ページ
発行者
アドレナライズ
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
11.3
MB
世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ
2006年
世界の中心で、愛をさけぶ 世界の中心で、愛をさけぶ
2004年
あの日ジョブズは あの日ジョブズは
2021年
最後に咲く花 最後に咲く花
2009年
愛について、なお語るべきこと 上 愛について、なお語るべきこと 上
2016年
愛について、なお語るべきこと 下 愛について、なお語るべきこと 下
2016年