錢形平次捕物控 迷子札
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Publisher Description
『銭形平次捕物控 051 迷子札』は明治から昭和時代にかけて活躍した小説家・作家・音楽評論家、野村胡堂の作品。捕物シリーズの一編。短編。左官・伊之助の娘・お北から、行方不明になった五つの弟・乙松の探索を頼まれた銭形平次。伊之助が、捨て子の乙松を生みの親に返して礼を貰ったと推察した平次は事件をうっちゃっておくが、伊之助が何者かに斬り殺されたと知り、悔恨を覚える。お北のために敵を討ってやろうと決心した平次は、乙松の生みの親を突き止め、大身の旗本家の秘事を暴いていくが…。「親分、敵は討ったんですか」、「討ち兼ねたよ。見事に返り討さ」。お北のために奮闘する平次の活躍ぶりと人情味を描いて感動的。