長い腕
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3.9 • 17件の評価
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- ¥730
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発行者による作品情報
ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。衝撃を受ける彼女に、故郷・早瀬で暮らす姉から電話が入る。故郷の中学で女子学生が同級生を猟銃で射殺するという事件が起きたのだ。汐路は同僚と女子学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことに気づき、故郷に戻って事件の調査を始めるのだが……。現代社会の「歪み」を描き切った衝撃のミステリ! 第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
APPLE BOOKSのレビュー
毎週、スタッフが選んだおすすめの一冊を特別価格で紹介する「今週のブック」。今週は川崎草志のデビュー作「長い腕」。都会でゲーム制作会社に勤務する主人公が、同僚の転落死と故郷で起こった殺人事件の関連性に気づき、その謎を追ってゆくミステリー小説。前半部分ではゲーム業界の描写などが詳細に綴られ現代的な印象を受けるが、後半主人公の故郷に舞台を移し過去からの怨念と対峙する展開となると一気に土俗的なスリラーの様相となる。現代と過去の交錯、ネットやストレスに疲弊する都会と閉鎖的で不気味な田舎の対比、人好きしないが頭脳明晰で行動力のあるヒロイン、それをとりまく曲者の登場人物たち、背筋が凍るようなホラーテイストもあり、横溝正史ミステリ大賞を受賞したのも頷ける。11年ぶりの発表となった続編「呪い唄」もあわせて読みたい。
カスタマーレビュー
momorron
、
なかなかでした。
主人公の汐路さんがなんとなく好きなキャラで
面白かったです。そんなに難しい文章でもなく
最後まで飽きずに読むことが出来ました。
続編も購読する予定です。
張雪有
、
途中で飽きてきた
ドキドキは、最後だけ。そこまで読み進めるのに何度も読むのをやめようかと思えるぐらい飽きてきた。