阪急電車
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- ¥550
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発行者による作品情報
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった……。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車――人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。観客動員90万人突破の大ヒット映画の原作がついに登場。
APPLE BOOKSのレビュー
『塩の街』や『図書館戦争』シリーズといったSFファンタジーで人気作家に躍り出た有川浩が、趣を一変。作家自身がゆかりのある阪急電車今津線を舞台に、兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅から西宮市の西宮北口駅までの8つの駅で乗り降りする人々の、心温まる群像劇が繰り広げられる連作短編集。婚約者と同僚に裏切られ、結婚式で復讐(ふくしゅう)を遂げた女性と、乗客として居合わせた老女との交流や、図書館で新刊の争奪戦をしていた男女の恋の始まりなどがライトなタッチで描写される。どの物語も、希望と変化を感じさせる展開で読後感は爽やか。そして、毎年訪れるツバメを見守る駅員の心遣いや、線路脇の斜面に生えるワラビに思いをはせた会話など、有川の豊かな観察眼と今津線への愛情が伝わり、ほっこりする。俳優の故・児玉清による生き生きとした解説も必読。2011年には中谷美紀主演で映画化され、沿線周辺を中心に大ヒットした。これを読めば地図を片手に、ガタンゴトンと揺れる阪急電車今津線に乗って小さな旅に出掛けたくなる。
カスタマーレビュー
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、
神戸にいくと必ず思い出します
老若男女に愛される良作です。
野原 奈々ノ(のはら ねね)
、
めっちゃ面白い‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
小説が面白かったので、映画も見に行きたいです〜
セゾンネコ
、
ぐいぐい引き込まれて
これは良い。映画も見てみようと思います。