霧のむこうのふしぎな町
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4.5 • 24件の評価
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- ¥710
発行者による作品情報
心躍る夏休み。6年生のリナは一人で旅に出た。霧の谷の森を抜け、霧が晴れた後、赤やクリーム色の洋館が立ち並ぶ、きれいでどこか風変わりな町が現れた。リナが出会った、めちゃくちゃ通りに住んでいる、へんてこりんな人々との交流が、みずみずしく描かれる。『千と千尋の神隠し』に影響を与えた、ファンタジー永遠の名作。
APPLE BOOKSのレビュー
小学6年生の少女リナが過ごした不思議な夏休みを描く『霧のむこうのふしぎな町』。生まれて初めて一人旅に出かけ、風変わりな町にたどり着いたリナ。大きな屋敷で下宿を営むおばあさんに「はたらかざる者、食うべからず」と言われた彼女は、いろんなお店の手伝いに行き、へんてこりんな人や動物と出会う。リナはちょっぴり泣き虫だけれど、下宿先のおばあさんにチクチク嫌みを言われてもへこたれず、自分の知恵を使って与えられた仕事をこなし、たくましく成長していく。美しくユーモアにあふれた文章でひと夏のドラマを描き、数々の児童文学賞を受賞した和製ファンタジーの名作。町の住人たち一人一人が個性豊かに生き生きと描かれ、リナと一緒に夏の日々を過ごしているような気持ちになれる。アニメクリエイターがインスピレーションを受けた作品として、その名をあげることも多い。大人も子どもも夢中にさせる豊かな物語で、夏休みの読書にぴったり。
カスタマーレビュー
ksmeeee
、
Spirited away
原作と言われているが、まさにあの映画を彷彿とさせる描写が各所に散りばめられていた。