



20代で得た知見
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4.0 • 471件の評価
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- ¥1,400
発行者による作品情報
一人の人間の人生は、出会った言葉でも、預金額で決まるとも、恋愛だの結婚で決まるとも思えない。
ある夜友人が電話で語ってくれた台詞、または恋人がふとした瞬間吐き捨てた台詞、バーで隣の男が語ってくれた一夜限りの話、なんの救いもない都会の景色、あるいは、夜道で雨のように己の全身を貫いた、言葉にもならない気づき。そういったものによって人生は決定されたように思うのです。
私はその断片を「二十代で得た知見」と名づけることにしました。
(本文より)
◆
第1章「不完全からの出発」では、絶望するな、しかし生き急げ/期待しない方が楽だが、退屈は生活の毒である/好きってなに、など普遍的かつ実践的な50の断片を収録。
第2章「現実に関する幾つかの身も蓋もない事実」では、才能と呼ばれるものの正体/社会人一年目から五年目までの教訓/不条理な世界と戦うための武器一式/審美眼とは違和感のことである、など、この時代を生き抜くのに必要な44の断片。
第3章 「アンチ・アンチロマンチック」では、もし我々が冬の星座に機関銃を撃つことができたら/ちょいとした堕落論/大人の悲哀、子供の悲哀など、心をえぐる50の断片。
最終章 「愛に関する幾つかの殴り書き」では、愛とは、本人が振り絞ることのできる全力のこと/同棲なんて軽率にしてしまえばよい/結婚は恋愛の墓場だが、墓場からは星が見える、など、愛に纏わる41の断片を収録。
「眠れぬ一人の夜を支えてくれる」「二十代を生きる上で大変参考になった」
「もっと早く知りたかった」といった反響多数。
著書累計30万部。F、待望の最新刊。
APPLE BOOKSのレビュー
20代の人生は、忘れがたい断片にいくつ出会い、心を動かされたかで決まる、という考えにたどり着いた著者が、その“断片”を「20代で得た知見」と名付け、後に続く若者たちに独特の語り口調でメッセージを送る。映画化された話題の小説『真夜中乙女戦争』の原作者であり、若者から絶大な支持を得る小説家Fのエッセイ。それぞれ「不完全からの出発」「現実に関する幾つかの身も蓋もない事実」「アンチ・アンチロマンチック」「愛に関する幾つかの殴り書き」と題された四つの章にわたって、著者自らがこれまでの人生で出会ったものはもちろん、立場や職業は関係なく、数百名の人々に「20代のうちに知っておいた方が良いこと」を尋ねて拾い集めたという、実に183編もの“断片”がつづられている。恋愛や結婚、友人関係、仕事や人生そのもの、そして世界との向き合い方など、多彩なテーマが取り上げられており、現在20代の読者はもちろん、かつて20代だった人たちも、著者の視点を楽しむことができそうだ。眠れない夜に少しずつ読みたい、ユニークな一冊。
カスタマーレビュー
すべて見る私はすきでした!
個人的に読み入ってしまったり図星なところがあったり、、面白かったです!
20代で見るかその他か
私はいま20代です。
これを50代60代で見たらどうなるか。
それよりもっと歳をとってみたらどうなるか。
それは読んでみないとわからない。
買う価値はあります。ある意味事後評価かと。
最高
とても良い