恋
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4.2 • 49件の評価
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発行者による作品情報
〔直木賞受賞作〕連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた一九七二年冬。当時学生だった矢野布美子は、大学助教授の片瀬信太郎と妻の雛子の優雅で奔放な魅力に心奪われ、かれら二人との倒錯した恋にのめりこんでいた。だが幸福な三角関係も崩壊する時が訪れ、嫉妬と激情の果てに恐るべき事件が!?
APPLE BOOKSのレビュー
第114回(1995年下半期)直木賞受賞作 - 人気作家、小池真理子の直木賞受賞作品。タイトルから甘酸っぱさとうらはらに、連合赤軍浅間山荘に機動隊が突入した1972年2月28日、軽井沢で起こったある殺人事件で幕を開ける濃厚な人間ドラマを描く。倒錯的な関係や端正な官能表現が印象的だが、夏の軽井沢の情景、混沌とした時代背景が丁寧に描かれ、ミステリーとしての完成度も高く、ページを進めるにつれぐいぐい惹き込まれてゆく。