KYOKO
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- ¥440
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発行者による作品情報
――キューバ人にとって、ダンスは、日曜日の午後を優雅に楽しく過ごす、といったものではない。
奴隷や移民が生きのびていくためになくてはならないものだった。
だからそのステップは自然で美しいものでなくてはならない――
12年前、基地の街で育った8歳のキョウコにダンスを教えたGIでダンサーのホセ。自分にとって一番大切なものを教えてくれた彼に会うため、キョウコはアメリカへと飛び立った。
ニューヨークから、アメリカ東海岸を縦断しマイアミへ、そして「音楽とダンスの国」キューバへ。
想像を遥かに越えた旅の中で、移民や亡命者やエイズ患者やゲイの間を、彼女は風のように通り過ぎていく。
1996年、監督/脚本 村上龍、主演 高岡早紀によって映画化。
カスタマーレビュー
ハルハルハル春
、
1番好きな小説
主役のKyokoが関わった人々の視点で描かれていて、時々、Kyokoの気持ちを見ることができて、人の気持ちとか、優しさとか、強さとか、色々感じさせる作品とおもいます。
20年以上前に読んで、今も引き込まれる小説です。
Y1977
、
傑作
そんなに有名な作品ではありませんが、手法もストーリーも面白い!
ただし、映画版は失敗だと思います。