次郎物語
第五部
発行者による作品情報
昭和初期に活躍した小説家、社会教育家である下村湖人による未完の長編小説の第五部。初出は1954(昭和29)年。郷里の中学校を追われ、朝倉先生を追うように上京した次郎は、そのまま朝倉夫妻の家に居候していた。そんなとき、先生から「塾を開く」という話を聞き、助手をつとめることに。道江が兄の婚約者になったことや、二・二六事件の勃発で迷いが深まる中、自己を見つめ直そうとする次郎の精神的成長を描く。
昭和初期に活躍した小説家、社会教育家である下村湖人による未完の長編小説の第五部。初出は1954(昭和29)年。郷里の中学校を追われ、朝倉先生を追うように上京した次郎は、そのまま朝倉夫妻の家に居候していた。そんなとき、先生から「塾を開く」という話を聞き、助手をつとめることに。道江が兄の婚約者になったことや、二・二六事件の勃発で迷いが深まる中、自己を見つめ直そうとする次郎の精神的成長を描く。