ありふれた祈り おいしいコーヒーのいれ方 Second Season IX

私が初めて村山由佳さんの小説を読んだのは高校1年生の時でした。
同じクラスの友人が授業中に読んでいた『天使の卵』を勧められ、読み始めたのがきっかけです。
そこからほとんど全ての作品を読破する中、おいしいコーヒーの飲み方シリーズだけは、片想いの相手にずっと前に出した手紙の返事を待つような気持ちで、書店に立ち寄っては、諦め半分で探したものでした。
私がこのシリーズを読み始めてから、気付けば20年ほど経っており、その間の様々なドラマ、時代の変化はありながらも、シリーズの結末に無事立ち会えることができ、嬉しく思っています。
これからも村山さんのファンであり、一読者として、作品を読み続けていきたいですし、子どもにも継承していきたいと思います。

高校生の頃に出会った本作がついに完結
書店で見つけて思わず叫んでしまいました
購入してすぐ一気読み
感動で本編の他に後書きでも涙が滲みました
素晴らしい作品をありがとうございました

第1巻「キスまでの距離」からリアルタイムに読んでいました。3巻くらいまではキュンキュンしながら読んでいました。途中から、特にセカンドシーズンから読むのが苦しくなったり切なすぎたりして遠ざかってしまい、時が経ちすぎたこともあり、おいコーのことはすっかり忘れていました。
先日19巻「地図のない旅」をたまたま古本屋さんで見つけて、最終巻はこちらで読みました。やはり、さすが村山由佳さんだなと感じます。読み始めると世界に引き込まれてしまって『ショーリやかれんたちは今頃どうしてるかな』とふと思ってしまうんですよね。
悲恋本も多い村山さん作品だから、おいコーが悲しいエンディングだったらどうしようとずっと昔から気がかりだったのですが、最後まで読んで良かったです！
あとがきに書かれていましたが、いきなり5年後、10年後とかに飛んでも構わないので、続編とても楽しみにしています♪できたら一緒に歳を重ねていきたいです。