さよならドビュッシー
-
-
4.2 • 157件の評価
-
-
- ¥610
-
- ¥610
発行者による作品情報
祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞・大賞受賞作。
APPLE BOOKSのレビュー
主人公であるピアニスト岬洋介が、身の回りで起こった事件を解決していく音楽ミステリー小説のシリーズ1作目「さよならドビュッシー」。テレビ化や映画化などで大きな話題を集め、著者の中山七里はこのデビュー作で一気にベストセラー作家としての地位を築きあげた。音楽科への進学が決まっていた女子中学生の香月遥は、ある日、従姉妹の片桐ルシアとともに、ピアノ教室で美しい青年、岬洋介と出会う。彼こそ、ピアノ界の寵児と呼ばれる気鋭のピアニストであり、彼女たちの運命を左右する存在になりうる人物だった。青春小説のような冒頭から一転、自宅の火事など、遥の身の回りで不可解な出来事が続けて起こり、徐々に物語は不穏な空気を漂わせ始める。ミステリーの醍醐味ともいえる予想を裏切るストーリー展開から、文字から音が聴こえてくるほど細やかな音楽の描写、そしてピアニストになるという夢のために懸命に努力する少女の姿も本作の魅力。ミステリー小説としてだけではなく、青春音楽小説としても十分に楽しむことができる秀作。
カスタマーレビュー
楽しかった
遥さん頑張れと思いながら読み続けました。最後解説の様で残念でした。
全く想定外❗️
お試し読みしたが、読む事はないと思っていた。中山七里先生の他の作品に衝撃を受けたからという平凡な理由でこの本を読み始めた。読み出したら引き摺られるように作品の世界観に心地よく浸ってました。この作品がデビュー作なんて信じられない‼️素晴らしい👏👏
ラストは驚いた
前半は面白く、スラスラと読めたが、中盤以降ピアノのくだりが長くて飽きてしまった。事件のストーリーは非常に良く、ラストの謎解きは再び引き込まれた。これがデビュー作とのことで、是非、他の作品も読んでみたい。