つばさよつばさ
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- ¥520
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発行者による作品情報
「この数年間の平均をとれば、海外が1年に6回から7回で延べ日数が60日間、国内が約30回で、やはり60日間程度である。かくて私は1年の3分の1を、羈旅(きりょ)の空に過ごしていることになる」当代随一のベストセラー作家は厳しい締めきりの間隙を縫って砂漠の極上ホテルへ、緑したたる亜細亜の街へ、非日常の体験を追い求めて旅の空に……。エジプト人が連呼するヤマモトヤーマとは?(「ピラミッドの思いこみ」)、貸切同然だったスパに突然金髪女性が!(「混浴の思想」)ほか「旅」を綴った珠玉のエッセイ40編。JAL機内誌『SKYWARD』の人気連載待望の電子化。
カスタマーレビュー
水色のおかん
、
旅に出たくなる
JALの機内で出会い、次も読みたいのに毎月JALに乗っているわけではないので、思い切って電子版を買ってみた。わずかな時間で一編ずつ読み進められ、とても便利であった。
もちろん内容は言うに及ばず。浅田先生の作品はかなりたくさん読んでいる方だと自負しているが、ウィットに富んでいて面白くて泣ける。この人は、人の泣きどころをよく知っているのだなぁと思わせられる。
そして、本当にいろいろな所に行ってらっしゃるのだなぁと感心する。旅にまつわるたくさんのエピソードも、非常に興味深くて勉強になる。
思わず旅に出たくなる一冊である。