まほろばの疾風
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- ¥770
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発行者による作品情報
時は八世紀末。東北には、大和朝廷に服従しない誇り高い人々がいた。かれら蝦夷は農耕のために土地に縛られるのではなく、森の恵みを受け大自然と共生しながら自由に暮らしていた。だが、その平和も大和軍の侵攻によって破られる。そして、一人の男が蝦夷の独立を賭け、強大な侵略者に敢然と戦いを挑んだ。彼の名はアテルイ。北の森を疾風のように駆け抜けた英雄の生涯を描く壮大な叙事詩。
カスタマーレビュー
toboo
、
雄大で高速で鮮烈
簡潔な情景描写で心情を外から描き、読む者に轍を刻む。単位時間当たりの展開は高速!!
主人物たち芯ブレないから、心情表現小説とは対極。だから邂逅・逡巡・謀反が想定的にハッとする。
そのブレない主人公達が最後達したラストは鮮烈でこれは悲しみでなく感動の涙だな、全く年甲斐なく恥ずかしい