カイロ団‪長‬

「カイロ団長」は大正から昭和時代の童話作家、詩人である宮沢賢治の短編童話。生前未発表。飲み屋の主とのさま蛙は、あま蛙たちに酒を飲ませた。代金を払えない彼らに、自らをカイロ団長と呼ばせ無理難題を押し付ける。それをみていた王様の命令で、団長は、あま蛙たちに与えた仕事と同等のことをさせられて怪我をする。嘲り笑うあま蛙たちに、今度は王様の「けっして憎んではならん」という命令が下る。あま蛙たちは、とのさま蛙を介抱すると、とのさま蛙は悔悟の涙をこぼした。