ダブリン市民
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発行者による作品情報
(ジェイムズ・ジョイスについて)
ジェイムズ・ジョイス(James Joyce 1882年 – 1941年)は、アイルランド出身の作家で、マルセル・プルーストと並んで二十世紀の最も重要な作家だと言われています。
小説『ユリシーズ』(一九二二年)が、その斬新な小説手法で最もよく知られています。他の主要作品には短編集『ダブリン市民』(一九一四年)、『若き芸術家の肖像』(一九一六年)、『フィネガンズ・ウェイク』(一九三九年)などがあります。
ジョイスは青年期以降の生涯の大半を国外で費やしているにもかかわらず、すべての小説の舞台を故郷アイルランドにおいています。この「ダブリン市民」は市民の様々な階層に焦点をあてて描かれています。特に最後に置かれた「死せる人々」は中編ですが、大変な傑作です。すべてのジョイスの作品の中で好きな作品を一つを挙げろと言われて、この「死せる人々」を挙げる人も少なくありません。
(この作品集について)
この本は、「プロジェクト杉田玄白」の正式作品「ダブリンの人たち」を元に作成しました。元データの詳細は以下の通りです。
ジェイムズ・ジョイス ダブリンの人たち
原題:James Joyce Dubliners
訳者:coderati
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、iPhoneはもちろん、iPadやMacでの読書に最適化しました。また、作品の一編一編にも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。