ボッコちゃん
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4.0 • 118件の評価
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- ¥790
発行者による作品情報
スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。
APPLE BOOKSのレビュー
日本のSF小説を代表する作家の一人であり、“ショートショート”という分野のパイオニアでもある星新一が自選した50作品を収録した短編集。バーで働くロボットの“活躍”を描いた表題作「ボッコちゃん」や、「殺し屋ですのよ」「不眠症」「おーい でてこーい」などの代表的な作品が網羅され、多作な作家である星を知る入門書として最適の一作だ。どこか人を食ったユーモアとシュールな展開の中に、社会や人間に対する痛烈な風刺を潜ませた独特の空想世界を、存分に味わうことができる。多くの著作が教科書に採用されたり、ドラマ化されたりするなど、時代を超えて読み継がれ、愛され続けてきた星のショートショート。緻密に練り上げられた完璧なプロットや、簡潔でありながらも流れるようなストーリーテリングは、まさに短編のお手本とでも呼ぶべきものだ。しかし、彼のショートショート作品に共通している醍醐味は、何といってもラストに用意されたどんでん返しだろう。目の前の風景が反転するような、世の常識を疑いたくなるような結末の数々は、何度読み返しても新鮮な驚きに満ちている。
カスタマーレビュー
お勧めできると、感じました
星新一の作品は、読む年齢で表情を変える。久方ぶりに読んで、そう感じる
ページ抜けがある
物語はとても読みやすいが、ページ抜けが多い。
333Pまで読み2篇に抜けがあったためオチが読みきれない。
問い合わせ先も不明なためレビューにて失礼。
視点の奇抜さ
20代の頃一度読みました。40年経って読み返しました。
SF作品というと現実離れしたものを想像しますが星さんの作品はSFでも自分たちの生活に近い感じで作家の独り善がり的なところがありません。自然な感じの文章が好きです。