ロスト・ケア ロスト・ケア

ロスト・ケ‪ア‬

    • 4.1 • 116件の評価
    • ¥720

発行者による作品情報

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい叫び――悔い改めろ! 介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味……。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る! 全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

ジャンル
ミステリー/スリラー
発売日
2015年
2月20日
言語
JA
日本語
ページ数
273
ページ
発行者
光文社
販売元
Kobunsha Co., Ltd.
サイズ
1.2
MB

カスタマーレビュー

yukabana

リアルな課題

介護の仕事を始め28年になります。
介護保険が導入される前から
この世界をみてきました。
認知症の方、身体が不自由な方。
訪問では家族の絆、家庭の事情、
介護に疲れて自殺した家族など。
この本を読んだ時、夢中になり
止まりませんでした。
介護保険に関して、罪という重さについて、人間の尊厳について、何より話の展開が非常に素晴らしかったです。最近、いろんな小説を読んでますが、ひさびさに心に残る作品でした。
現実問題、老老介護とも言われる時代です。
私はこの仕事が好きで今まで続けていますが、働く私達も歳をとります。
そんなリアルな問題を詳しく取り上げられた内容でした。

あまのみ

すごい。

感無量。自分の近頃の関心が少子高齢化や世代間格差に向いていた事も作用するのだろうが、大きな議題を打ち付けて貰った。現在、20代の僕を始め同世代の人間はそう遠くない未来に類を見ない介護ラッシュを迎えると思う。その時、どう考えどう選択するか、あるいは実の父や母のその時にどう向き合うか。考えていこうと思います。

嗤う淑女 嗤う淑女
2017年
七色の毒 刑事犬養隼人 七色の毒 刑事犬養隼人
2015年
贖罪の奏鳴曲 贖罪の奏鳴曲
2013年
Killers(下) Killers(下)
2018年
感染遊戯 感染遊戯
2013年
Killers(上) Killers(上)
2018年
絶叫 絶叫
2017年
ネメシスの使者 ネメシスの使者
2020年
彼女が最後に見たものは 彼女が最後に見たものは
2021年
あの日、君は何をした あの日、君は何をした
2020年
セイレーンの懺悔 セイレーンの懺悔
2020年
テミスの剣 テミスの剣
2017年