三浦綾子 電子全集 塩狩峠
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- ¥390
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発行者による作品情報
明治42年に実際に起こった鉄道事故を元にした人間のあり方と愛と信仰の物語。三浦綾子の代表作であり、多くのファンに愛される大ベストセラー作品!
東京で、父と厳格な祖母に育てられた信夫は、祖母の死後、キリスト教徒であったために家を出されていた母親とも暮らすようになる。母と妹、そして父までもが信じるキリスト教に違和感を抱きながらも、まっすぐに成長していく信夫。やがて、少年時代からの友人・吉川に誘われ北海道に渡り、鉄道会社で働くようになる。この地で信仰に目覚めた信夫は自らも洗礼を受け、吉川の妹・ふじ子との結婚を決意する。結納のために汽車で札幌に向かうが、塩狩峠の頂上にさしかかったとき、信夫の乗った客車が突然汽車から離れ、暴走を始めた……。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!
カスタマーレビュー
何度読み返しても
感動せずにはいられない。信仰を持たない私でも、ひとつひとつの言葉がズシンと身体に響き渡る。読んだ後に多くの事を考えさせられる。
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文中より…
人間の死というものは、罪の結果であると聖書は語っている。死んだら罪を犯す心配もない、天国ではもう死ぬこともない。
真の愛情とは、相手への尊敬、信頼、思いやり。相手が幸福になることを願って生きる。私達に対する神の愛を知り、また信じていく。
与えられたこの命と自分を、自分が愛さないで誰が愛するのか。自身を正しく受け入れ愛することによって、初めて他者を需要し愛することができるようになる。
世の病人や不具者は、人の心を優しくするために特別にあるのではないか。人間の心に優しい思いを育てるために特別の使命を負って生まれて来ているのではないだろうか。
いかなる瞬間に命を召されても喜んで死んでいけるようになりたい。神がなさることは、常にその人に最も良いことなのです。
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これらの言葉を書き留めて、常に考えています。
感銘しました
感激感動しました
良い一冊
壁に当たっている時にこそ目を通すと良いでしょう