世界史の針が巻き戻るとき 世界史の針が巻き戻るとき

世界史の針が巻き戻ると‪き‬

「新しい実在論」は世界をどう見ているか

    • 4.1 • 7件の評価
    • ¥950

発行者による作品情報

「新しい哲学の旗手」「天才哲学者」と称され、世界中から注目を集めているマルクス・ガブリエル。200年以上の歴史を誇るドイツ・ボン大学の哲学科・正教授に史上最年少で抜擢された、気鋭の哲学者だ。彼が提唱する「新しい実在論」は、「ポスト真実」の言葉が広がり、ポピュリズムの嵐が吹き荒れる現代において、「真実だけが存在する」ことを示す、画期的な論考とされる。本書は、今世界に起こりつつある「5つの危機」を取り上げる。価値の危機、民主主義の危機、資本主義の危機、テクノロジーの危機、そして表象の危機……激変する世界に起きつつある5つの危機とは? そして、時計の針が巻き戻り始めた世界、「古き良き19世紀に戻ってきている」世界を、「新しい実在論」はどう読み解き、どのような解決策を導き出すのか。さらに、2章と補講では「新しい実在論」についての、ガブリエル本人による詳細な解説を収録。特に補講では、ガブリエルが「私の研究の最も深部にある」と述べる論理哲学の核心を図解し、なぜ「世界は存在しない」のか、そしてなぜ「真実だけが存在する」のかに関する鮮やかな論理が展開される。若き知性が日本の読者のために語り下ろした、スリリングな対話と提言を堪能できる1冊。 【目次より】●第1章 世界史の針が巻き戻るとき ●第2章 なぜ今、新しい実在論なのか ●第3章 価値の危機——非人間化、普遍の価値、ニヒリズム ●第4章 民主主義の危機——コモンセンス、文化的多元性、多様性のパラドックス ●第5章 資本主義の危機——コ・イミュニズム、自己グローバル化、モラル企業 ●第6章 テクノロジーの危機——「人工的な」知能、GAFAへの対抗策、優しい独裁国家日本 ●第7章 表象の危機——ファクト、フェイクニュース、アメリカの病 ●補講 新しい実在論が我々にもたらすもの

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2020年
2月14日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
1.9
MB
マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する
2018年
答えのない世界に立ち向かう哲学講座 AI・バイオサイエンス・資本主義の未来 答えのない世界に立ち向かう哲学講座 AI・バイオサイエンス・資本主義の未来
2018年
脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克
2016年
「自分」の壁 「自分」の壁
2014年
日本の難点 日本の難点
2014年
訂正する力 訂正する力
2023年
なぜ世界は存在しないのか なぜ世界は存在しないのか
2018年
つながり過ぎた世界の先に つながり過ぎた世界の先に
2021年
2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義
2023年
人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来 人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来
2024年
新実存主義 新実存主義
2020年
わかりあえない他者と生きる わかりあえない他者と生きる
2022年
第三次世界大戦はもう始まっている 第三次世界大戦はもう始まっている
2022年
現代思想入門 現代思想入門
2022年
人新世の「資本論」 人新世の「資本論」
2020年
鬼滅の刃 7 鬼滅の刃 7
2017年
鬼滅の刃 9 鬼滅の刃 9
2017年
鬼滅の刃 10 鬼滅の刃 10
2018年