二十歳の原点
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4.3 • 15件の評価
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発行者による作品情報
独りであること、未熟であることを認識の基点に、青春を駆けぬけていった一女子大生の愛と死のノート。学園紛争の嵐の中で、自己を確立しようと格闘しながらも、理想を砕かれ、愛に破れ、予期せぬうちにキャンパスの孤独者となり、自ら生命を絶っていった痛切な魂の証言。明るさとニヒリズムが交錯した混沌状態の中にあふれる清冽な詩精神が、読む者の胸を打たずにはおかない。
ジャンル
小説／文学
発売日
1979年
5月29日
言語
JA
日本語
ページ数
151
ページ
発行者
新潮社
販売元
Shinchosha Publishing Co., Ltd.
サイズ
898.7
KB
カスタマーレビュー
マシ子
、
10年ぶりに
当時は感じなかった高野悦子の青さ。
10年も経つと、親側の目線で読んでしまうし、若い頃特有の無敵感から一転、無力さに気付いて、恋愛もうまくいかず一気に虚無が押し寄せ自死を選んで行く様に自分の通り過ぎた過去を重ねてしまい、昔読んだ時はなんとも思わなかったのに泣いてしまった。