



二度はゆけぬ町の地図
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3.7 • 7件の評価
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発行者による作品情報
中卒で家を出て以来、住み処を転々とし、日当仕事で糊口を凌いでいた17歳の北町貫多に一条の光が射した。夢想の日々と決別し、正式に女性とつきあうことになったのだ。人並みの男女交際をなし得るため、労働意欲に火のついた貫多は、月払いの酒屋の仕事に就く。だが、やがて貫多は店主の好意に反し前借り、遅刻、無断欠勤におよび……。(「貧窶の沼」より)夢想と買淫、逆恨みと後悔の青春の日々を描く私小説集。
カバーイラスト/杉本一文
カスタマーレビュー
かえすがえす
、
間違ってなかった
初めて読んだ「潰走」が、とても好きでした。
今回 思わぬところで出会うことが出来、嬉しく思いました。
日本文学は とても美しいと思っています。リズムがあり、ユーモアがあり、言葉を大切にしている作品だと、自分は、思っています。西村賢太さんの小説にも、同じ感覚を覚えます。
読ませていただき、ありがとうございました。
(星4つなのは、自分が女であるためで、決して作品の評価ではありません!)