凶悪―ある死刑囚の告発―
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- ¥680
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発行者による作品情報
人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生”と呼ばれる男がいる──雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか? 記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ! やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪”を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。
APPLE BOOKSのレビュー
闇に葬り去られようとしていた犯罪を4年にわたって追及し、事件の黒幕の実態を暴いた迫真のノンフィクション「凶悪―ある死刑囚の告発―」。そのあまりに衝撃的な内容は耳目を集め、後に映画化までされた。死刑判決を受けている後藤という男から出版社へ届けられた1通の手紙。そこに書かれていたいまだ発覚していない3つの殺人事件について、編集部が取材を進めていくうちに恐るべき事実が明らかになってくる。果たして告発者の言葉は真実か偽りか。地道な調査を重ねるうちに、後藤との面談で得られた証言が真実味を増していき、パズルのピースが組み合わさるように全容が浮かび上がってくる、そのプロセスの描写が秀逸。ノンフィクションでありながら、サスペンス小説を読んでいるかのようなドラマチックな書きぶりにも引き込まれる。事件の真相を執念の取材で白日の下へとさらした、ジャーナリストたちの誇りに触れることができる作品。巻末には裁判の経過や、その後の事件のいきさつも収録されている。
カスタマーレビュー
映画をみるまえに…
映画化され、映画を見る前に読んでみました。
自分の周りは”心が折られる”と私に勧めませんでした。
ちょこまか読みで一週間かかるかな、と思っていましたがハマってしまい3日間で読み終わってしまいました。
映画では、どんな感じで作られているのかとても気になるので近いうちに借りようと思います。
なかなか止めれなくなる本でした。
栗山さんの法廷のシーンで殺害時の事を生々しく書かれていたのでそこがとてもよかった。
臨場感たっぷり
文章力が高くノンフィクションながら、飽きる事なく読み進める事ができます。
凶悪
面白い本でした!