加筆完全版 宣戦布告 上
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3.7 • 7件の評価
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発行者による作品情報
原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊11名が密かに上陸、逃走する。彼らの目的は何か? 未曾有の事態に政府はなす術を失い、責任のなすり合いに終始する。砂上の楼閣のごとき日本の危機管理を問うベストセラーに、最新情報を盛り込んだ完全版!
APPLE BOOKSのレビュー
作家/ジャーナリストの麻生幾が1998年に発表したベストセラー小説『宣戦布告』を大幅に加筆した『加筆完全版 宣戦布告 上』。1996年に韓国で起きた江陵浸透事件をモチーフに、著者が前年に『文藝春秋』で発表した『北朝鮮潜水艦敦賀湾に漂着す』を基に書かれた。舞台は原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖。謎の潜水艦が漂着し、艦内の遺留物などから、それが北朝鮮のものであることが発覚する。現場で拘束された乗組員の証言により、ロケット砲などで武装した工作員11名が上陸したことも明らかに。法の縛りにより自衛隊の出動がかなわない中、警察の特殊急襲部隊が派遣されるが、総理からの射殺許可命令が降りず、早くも死傷者を出してしまう…。物語は、事件発生からの首相や警察、関係各省の動きを、詳細にわたって時系列につづることで展開する。著者が週刊誌の事件記者だった背景もあり、全編を通してノンフィクションと錯覚するほどにリアリティのある描写が続き、もし実際にこのような事態に陥ったらと考えずにはいられない。日本の安全保障の弱点をこれでもかというほどに突きつける、圧倒的なポリティカルサスペンス。
カスタマーレビュー
BOSSHIROYUKI
、
待ってました!
遂にiBook化されました。