



十津川警部 北陸を走る
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3.7 • 61件の評価
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- ¥440
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発行者による作品情報
公団住宅で女性の絞殺死体が発見された。被害者は真田よう子、主婦。続いて夫の台東区役所広報課長・真田信一郎も福井・東尋坊で溺死。福井県警は夫が妻を殺して自殺したとの見解を発表したが、警視庁の十津川警部は疑惑を抱く。さらに真田の部下である小柳がひき逃げに遭い死亡。そんな折、捜査本部宛に一通の手紙が届いた。〈真田広報課長も、小柳課長補佐も、殺されたのです〉! 長篇推理。
APPLE BOOKSのレビュー
著作が500冊を超えるミステリ界の重鎮、西村京太郎が1998年に紡いだ270作目にあたる「十津川警部 北陸を走る」。福井県の東尋坊で台東区役所の広報課長、真田の遺体が発見された。その直後、彼の妻も自宅で変わり果てた姿で見つかる。心中か事件かを究明するため十津川警部と相棒の亀井は奔走するが、2人をあざ笑うかのように次々に殺人事件が起きる。このシリーズの醍醐味は、十津川警部の鋭くも人情味あふれる推理によって難解な事件が紐解かれていくところにある。本作で鍵となるのは、浅草で撮られた1枚の写真。そこに隠された不可解な謎を前に、十津川はいつもながらに冴えた洞察力を発揮し、どんでん返しを繰り返しつつも、鮮やかに真相を導き出していく。テレビドラマでも馴染み深い長寿シリーズは、日本各地を舞台にして常に新鮮な印象を与えるため、高い人気を誇る。北陸新幹線が開業し、北陸が近くなった今こそ、ぜひ手にしてほしい作品。
カスタマーレビュー
しょうち105
、
よい
文庫版ですでに読んでいる作品の中だが、
なつかしく読ませていただきました。
タダじゃなかったら、読まないかもね
takahawk
、
旅愁をそそるエンターテイメント
文体にひかれ一気に読み終えてしまった。北陸を舞台にした推理小説の傑作である。旅情にもひかれた。