基礎からわかる 論文の書き方
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5.0 • 1件の評価
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- ¥1,300
発行者による作品情報
学問の「型」を理解すれば、勉強はもっと楽しくなる。
社会人にも役立つ、大学の双方向授業をもとにした「論文入門」の決定版!
「この型式に沿って書かないと、評価されません。」
学生の興味・関心を的確に導く。
圧倒的な筆力を持つ社会学者・小熊英二による論文作法。
「人間は不完全だから進歩するし、努力する。
そして、人間が一人でやれることには限界がある。
だから書いて、公表し、他人と対話する。
そのように、私は考えています。」(本文より)
◆アリストテレス『弁論術』に学ぶ説得の技法
◆「結論を先に言え」は古代からあった
◆人文・社会科学はなぜ「科学」なのか
◆「霊魂」「意志」「社会」という不確かな前提
◆「主題」と「対象」を混同しない
◆画期的な研究を行うためのヒント
◆論文における「よい文章」とは?
◆方法論は「料理のレシピ」
◆「パラグラフ・ライティング」のコツ ……ほか
【本書の構成】
はじめに
第1章 論文とは何か
第2章 論文と科学
第3章 主題と対象
第4章 はじめての調べ方
第5章 方法論(調査設計)
第6章 先行研究と学問体系(ディシプリン)
第7章 方法(メソッド)
第8章 研究計画書とプレゼンテーション
第9章 構成と文章
第10章 注記と要約
第11章 校正と仕上げ
おわりに
カスタマーレビュー
社会科学を軸とした学際的な論文作成・研究方法論
農学部卒・総合文化研究科博士課程修了の著者による論文作成/研究方法論。木下是雄著『レポートの組み立て方』は自然科学分野に寄っていたため射程が狭いように感じていたが、本書は自然科学から社会科学(人文科学)に畑替えした学術博士により執筆されているため、社会科学的な研究方法論を知ることができる。アカデミック・ライティングから科学の変遷、社会学における量的調査法等の叙述からは、著者の来歴が窺い知れるようである。本書の特色は著者の教養の広さを示す脚注の丁寧さや参考図書の多さにある。それらを読むだけでも糧になる。