天国旅行 天国旅行

天国旅‪行‬

    • 3.9 • 18件の評価
    • ¥610
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発行者による作品情報

現実に絶望し、道閉ざされたとき、人はどこを目指すのだろうか。すべてを捨てて行き着く果てに、救いはあるのだろうか。富士の樹海で出会った男の導き、命懸けで結ばれた相手へしたためた遺言、前世の縁を信じる女が囚われた黒い夢、一家心中で生き残った男の決意──。出口のない日々に閉じ込められた想いが、生と死の狭間で溶け出していく。すべての心に希望が灯る傑作短編集。(解説・角田光代)

ジャンル
小説/文学
発売日
2013年
8月1日
言語
JA
日本語
ページ数
209
ページ
発行者
新潮社
販売元
Shinchosha Publishing Co., Ltd.
サイズ
1.1
MB

カスタマーレビュー

おー!隊員

生と死の境

1話めが良かった。不安を抱いて生きてきた方におすすめ。自分が悲観的な発想しかできないとお思いの方に、もしかしたら届くものがあるかも。

はせさく

好きなお話でした。

 以前から三浦しをんさんの作品を読んでいて、好きな物語が沢山ありましたが、この物語も素敵なお話ばかりでした。
『心中』を取り扱うお話なので、重く読み進めるのが辛くなってしまうのではないかと思いましたが、そんなことが杞憂と感じられるほどあっという間に進められました。
解説まで読み終わった後に、生きるの辛いけど、やっぱりこの世界に生きていようかなとぼんやり感じました。
この登場人物にとっての『死』はどんなものだろうかを考えながら、また読み直そうと思っています。

satumaimo0112

美しかった

美しい文章とともに描かれる人生が、現代のすぐ近くで起こり得ることのように思えました。リアリティと生々しさを秀逸な言葉選びが包み込んでいて読み進めていくうちにその事実を実感できました。もう一周してきます。

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