家族という病 家族という病
家族という病

家族という‪病‬

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    • ¥800
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発行者による作品情報

日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2015年
3月25日
言語
JA
日本語
ページ数
113
ページ
発行者
幻冬舎
販売元
Gentosha Inc.
サイズ
899.7
KB

カスタマーレビュー

キヨシジャパン

感謝の気持ちが生まれた

家族という、自分にとって当たり前の存在について、再考できるきっかけとなった。結果、自分は今の家族に改めて感謝の念が生まれた。そんな私からすると、著者の家族観に対して憐れんでしまう。

なやら腹

今週の100円ブック

家族や結婚、女性の生き方などをテーマに、前衛的とも思われる自立した個人の重要性を説く
エッセイの数々を手掛けた下重暁子のベストセラー
『家族という病』。近くて遠い、情が重いからこそ
うっとうしくも感じる、そんな「家族」という存在について掘り下げる。自身の父、母、兄との関係性や抱いてきた思いを振り返りながら、実はよく知らなかった本当の家族の姿を知ろうと回想する。画家志望でありながら夢を諦め、隆軍の将校となった感情的な父を筆者は理解しようともせず、目を合わすこともなかったという。一方、一人娘の自分にあらん限りの愛情をかける母の重い愛に対して、バランスを取るため距離を置いていた彼女は、母が亡くなった後の遺品整理で母の知らない一面を知ることになる。兄もまた、一度も正面から話すことなく亡くなった。3人の家族と生きている間に分かり合うことなく別れてしまった実体験を基に、彼女の考える家族観が描かれていく。両親や兄弟が何を考えているのか、何を思っているのか。
多くの人はそのことに向き合って確かめることもなく家族と別れてしまうのかもしれない。家族だんらんという幻想を捨て、家族一人一人独立した人間として接することで、分かり合えるのではないか...。第4章で筆者が旅立った家族に宛てた手紙が切ない。
ジャンル
発行日
ページ数

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