或阿呆の一生 或阿呆の一生

発行者による作品情報

『或阿呆の一生』(あるあほうのいっしょう)は、芥川龍之介作の短編小説。雑誌『改造』1927年10月号に掲載された。

1927年の芥川自殺後に見つかった文章で、自分の人生を書き残したと思われている。友達への遺書の中に、この事が詳しく記されてある。ぼんやりとした不安が、鬱を思わせるような優しく冷たい文章で筆致されている。冒頭部分には久米正雄宛ての文章がある。フラグメント(断章)形式といえよう。

「先輩」として谷崎潤一郎、「先生」として夏目漱石、発狂した友人として宇野浩二が登場する。

断章の総数は51。

ジャンル
小説/文学
発売日
2016年
5月15日
言語
JA
日本語
ページ数
24
ページ
発行者
Books Pub
販売元
KONSTANTIN FAMARSKII
サイズ
2.3
MB
羅生門 羅生門
1919年
蜘蛛の糸 蜘蛛の糸
1922年
鼻 鼻
1990年
地獄変 地獄変
1999年
杜子春 杜子春
1924年
芥川竜之介全集 芥川竜之介全集
2015年