



杜子春
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4.3 • 753件の評価
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発行者による作品情報
中国の古典『杜子春』を童話化した作品で、1920(大正9)年に児童文学者、鈴木三重吉が主宰する雑誌『紅い鳥』に発表された。かつては裕福な家庭の息子だった若者、杜子春はいまでは落ちぶれて、その日の暮らしにも困るほどの生活に苦しんでいた。そんな彼の前に、ある日、ひとりの老人が現れる。老人は不思議な力で、杜子春を再び贅沢な暮らしに引き戻す。しかし、またしても財産を使い果たした杜子春は、老人が仙人であることを知ると弟子になることを懇願する。そのために、何が起きても喋らない事を約束するのだが……。不思議な力に翻弄される杜子春の姿を通して、「幸せとは何か?」を問いかけていく。原典は、中国唐代の伝奇小説、鄭還古作『杜子春伝』。
カスタマーレビュー
涙の輝き
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芥川賞の元になっている芥川龍之介の杜子春。あらためて読んでみるとお金持ちも仙人も夢みたいなものなんだなぁと感じました。
読みやすい文字数で有名な文豪の作品が読めるのが有難いです。
芥川 三歩
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杜子春
いつ読んでも、いい本です。
桃と澄み切った空。
ありがとうございました。
ひろたむら
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学芸会
小学4年の学芸会で自分達で脚本を書き、舞台を作って演じたのを覚えているのですが、こんな難しい小説をどう脚本にしたのか見てみたい。60年前の記憶です。