草枕 草枕

草‪枕‬

    • 3.6 • 279件の評価

発行者による作品情報

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」の書き出しがつとに名高い、夏目漱石の初期の中編小説。1906(明治39)年に『新小説』に発表され、翌年に春陽堂初の漱石本である『鶉籠』に収録された。30歳の洋画家が山中の温泉宿に宿泊し、やがて宿の娘、那美と知り合う。那美に惹かれた画家は、彼女を描こうとするが、何かが足りない。そして、画家が見つけた「何か」とは……。自然主義や西欧文学の現実主義への批判を込めて、俗塵を離れた心持ちになれる詩こそ真の芸術だという独自の文学観、いわゆる非人情の美学が語られる。『吾輩は猫である』の脱稿からわずか10日後に執筆を開始し、2週間後には完成したと言われる。

ジャンル
小説/文学
発売日
1910年
9月1日
言語
JA
日本語
ページ数
175
ページ
発行者
Public Domain
販売元
Public Domain
サイズ
399.4
KB

カスタマーレビュー

Sho0630

良いです

漱石の本が無料で読めるとは有難い。

ヌード最高

美術的な小説

さすが漱石である。高校時代に読んだのだが、あまりこの小説の良さは分からなかった。感動した。主人公が絵かきということもあって、視覚的に豊かな小説になっている。風景描写が圧倒的である。
難しい熟語が数多く出てきて、読みにくい部分もあるが、百年以上経っても色あせない小説だ。

メイノイ

漱石はやはりおもしろい

 中学以来。当時意味分からずむやみに読んだ。最近、様々な場面で冒頭のセンテンスが出て来るたびに読み直して見ようと思っていた。今回だいぶ腑に落ちた。

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