吾輩は猫である
発行者による作品情報
明治時代の日本の小説家、評論家、英文学者夏目漱石。本名、金之助(きんのすけ)。『吾輩は猫である』は底本の「「夏目漱石全集1」ちくま文庫、筑摩書房」では「日本の小説・文芸」としてまとめられている。本書で登場するのは、「(第一~十一)」などが収録されている。初出は「ホトトギス」1905(明治38)年1月~8月。
APPLE BOOKSのレビュー
1900(明治33)年から2年にわたる英国留学で神経衰弱に陥り、帰国後も鬱々とした状態だった夏目漱石は、友人である俳人の高浜虚子に頼まれて、気晴らしに小説を書き始めた。それが小説家としてのデビュー作となった「吾輩は猫である」。この作品は1905(明治38)年の上篇をはじめとして、3冊に分けて刊行された。主人公は、中学校の英語教師、珍野苦沙弥(ちんの くしゃみ)先生に飼われている名もない猫の自称"吾輩"。苦沙弥先生のもとに出入りするのは、ほら吹きの趣味人"迷亭"、昔の教え子である理学士"寒月"、詩人の"東風"など弟子たちや近所の人々。彼らが巻き起こすさまざまな出来事が、吾輩の目を通してユーモアと皮肉たっぷりに描かれる。
カスタマーレビュー
いやあーん
、
長い長い長い長い…
面白いけど長いよ〜
chonmaru17
、
とにかく
話が長過ぎるし、表現がまわりくどくすぎて、なかなか読み進めなかった。
可愛げのないネコが人の容姿など色々な悪口ばかりつぶやいていて、あまり好きになれない。
Uiruam
、
面白かったです
古風な言葉で、面白い表現がたくさんあり、とても楽しんで読みました。面白いというよりも滑稽と言った方が合うかもしれません。余裕派と呼ばれた理由が分かるような作品でした。