【朗読音声付】よだかの星
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5.0 • 3件の評価
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発行者による作品情報
1921年ごろに書かれたとされる宮沢賢治の童話・短編小説を朗読で。
プロのナレーターによる朗読音声付書籍
自分の容姿の悪さを他の鳥たちに笑われる。
鷹には名前を変えろと脅される。
羽虫や甲虫を取って食べる自分自身に罪悪感を抱き苦しむ。
助けを求めるよだかをばかにする夜空の星たち。
そして最期に一直線に夜空へと昇っていき星になる。
その姿はまるで鷹のように勇ましく、こころもちはやすらかであった…
宮沢賢治のうちにひそむ「自らの存在に対する罪悪感」と「自己犠牲の精神」が色濃く描かれ、それでいて自然をモチーフにした物語は、内容の深さに童話としての親しみやすさを加えている。
自分自身の存在に苦んだよだかは、命の儚さと永遠性・生きることへの勇気・共存共生のこころ・他者への思いやりなどの大切さを伝えるために、夜空で燃えるよだかの星となってこれからも人々を照らし続けてくれるでしょう。