



春と修羅
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3.2 • 138件の評価
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発行者による作品情報
宮沢賢治の生前に刊行された唯一の詩集。岩手の風景を詩にしたものや、妹トシの臨終「永訣の朝」などを収め、「冬と銀河ステーション」の銀河軽急便が氷をくぐって進んでいくところで終わっている。賢治自ら「心象スケッチ」と呼んでいるように、様々な事象から受けた内面のイメージが、独特のタッチで綴られている。69編の作品と「序」から成り、1922〜23年に制作された作品が収録されている。東京の関根書店から刊行されたが、事実上の自費出版で、正式なタイトルは『心象スケツチ 春と修羅』。表題作の他、「小岩井農場」や妹トシの臨終を題材とした「永訣の朝」、トシの魂との交流を求める様子を詠んだ「青森挽歌」「オホーツク挽歌」等が知られている。詩人草野心平に日本詩壇の天才と言わしめた詩集でもある。
カスタマーレビュー
Yaz1965
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秀逸です
文庫本では掲載されていないものも含まれており、新鮮な感じて読めました
改めて宮沢賢治の奥の深さを感じています
ののこいちご
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面白い
自然、科学、外国語、方言…ありとあらゆる森羅万象を表現した詩集。異世界に入り込んだかのようだった。
瀬加
、
本当に美しい作品
これまで私が出会ってきたなかで最も素晴らしい作品のひとつです。人によって合う合わないはあるかもしれませんが、少なくとも私はこの作品にただならぬ愛情をもっています。