春と修羅 春と修羅

春と修‪羅‬

    • 3.4 • 202件の評価

発行者による作品情報

宮沢賢治の生前に刊行された唯一の詩集。岩手の風景を詩にしたものや、妹トシの臨終「永訣の朝」などを収め、「冬と銀河ステーション」の銀河軽急便が氷をくぐって進んでいくところで終わっている。賢治自ら「心象スケッチ」と呼んでいるように、様々な事象から受けた内面のイメージが、独特のタッチで綴られている。69編の作品と「序」から成り、1922〜23年に制作された作品が収録されている。東京の関根書店から刊行されたが、事実上の自費出版で、正式なタイトルは『心象スケツチ 春と修羅』。表題作の他、「小岩井農場」や妹トシの臨終を題材とした「永訣の朝」、トシの魂との交流を求める様子を詠んだ「青森挽歌」「オホーツク挽歌」等が知られている。詩人草野心平に日本詩壇の天才と言わしめた詩集でもある。

ジャンル
小説/文学
発売日
1990年
2月27日
言語
JA
日本語
ページ数
77
ページ
発行者
Public Domain
販売元
Public Domain
サイズ
346
KB

カスタマーレビュー

ゆなづる

好きなあの話

詩集なので、当然それぞれ一遍づつ、
好きな詩そうでもない詩、あるのですが

好きな詩は、読後も何度か、
読み返したりしています。

賢治の物語では、「土神ときつね」が
一番好きで、
「春と修羅」は、あの物語の荒ぶる魂と
なんだか通じているようで、

もっと早く読めばよかったかな、とも
思いますが、
タイミングをまちがうと、
あの研ぎ澄まされた言語感覚に
酔いそうなので、

今でよかった。

でも、やっぱり、
もっと早く読んどけばよかったな。

Yaz1965

秀逸です

文庫本では掲載されていないものも含まれており、新鮮な感じて読めました

改めて宮沢賢治の奥の深さを感じています

ののこいちご

面白い

自然、科学、外国語、方言…ありとあらゆる森羅万象を表現した詩集。異世界に入り込んだかのようだった。

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