楊家将(ようかしょう)(下)
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4.8 • 22件の評価
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発行者による作品情報
国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。
カスタマーレビュー
銀のヤギ
、
読み返したくなる一冊
実は、ハードカバーも文庫も読んだ
文庫は待合室など、ちょっとした時間にカバンに入っていると便利だった
一度読んでいると、どこから読み返してもすぐに入り込める
自分を昂(たかぶ)らせてくれる場面も多い
壮絶な最期に加えて余韻の長い終わり方も魅力
加えて、電子版は上下巻の境あたりを読んでいる時には重宝した